――セイコーで10年目
役職は主任っていう扱いで役はいただいて職歴だけで言うともうこの業界に入って30年です。高校を卒業した時はセイコーさんっていうのは全然知らなかったんですね。それまで苦労がいろいろあったので、実際に自分的もまさか10年も続けているとは思わなかったですね。
――セイコーの社風
結構仲間意識が強いっていうんですかね。誰かが仕事で困っている時でもみんなで助け合う、教え合う、例えばこういう加工方法があるとかこういう新しい工具が出たとかっていう、「じゃあこれ使ってみようか」「あれ使ってみようかの中で実際に使ってみて、仲間内でこれをこう使ってみたけれどもよかったよ」良い情報、悪い情報、これはうちに合う合わないというのをやりながら進めていってますね。だから会社全体的な雰囲気としてはいいとは思います。
――教えるという立場で
年齢と職歴を考えて今の時代に合わせて、その人の性格などを読み取って時間をかけながら教えようと心がけています。自分の持っている引き出しを、自分としては質問聞かれれば別に包み隠さず持てる引き出しを開けて、「じゃあこういうふうにした方がいいんじゃない」ということは言えると思うんです。若い人たちもベテランをもっと活用する、自分のスキルを上げる意味合いでもベテランをどんどん活用していける環境です。自分としてはいつでも扉は開いてる状態なんで、いつでも来てくださいっていう感じですよね。
――未経験でも3ヶ月試用期間で安心
入社して3カ月間は試用期間っていうのが設定されていて、各部署、セクションごとにいろいろと経験してもらっています。セイコーには特にいろんな機械があります。これだけ多種多様の機械が揃っている会社はそうはないと思うんですよね。そういうところにピンポイントで研修って形で入ってもらっています。特に未経験の人はまったくこういう業界に携わってない人もいます。金属を削ったこともないっていう人もいますから、そういう意味合いではやはりすべてが新鮮だと思うんですけども、その中でその人に合ったポジション、最終的に本人のどこでやりたいかっていう要望もあるかもしれないですけど適材適所に人をあてがっていきます。それは社長を含めてそこに携わった人たちの話し合いとで決めていくっていう感じですね。